空想パンデミック

あれやこれやをいつまでも。

ゆるりゆるりら

皆もすなるブログといふものを、僕もしてみむとてするなり——
ということで、土佐日記よろしくブログを始めてみようと思います。

 

様々なブログを垣間見してみたところ、「何を題材に記事を書けばいいのか」というのはブログ初心者にとって常に悩みの種であり続けているようです。

 

かくいう僕もご多分に漏れず、何を書けばいいのやら。
「一寸先は闇」とはこういった状況を言うのでしょうか。いや、ちょっと違うかも。「一寸先は闇」と聞くと、自分の向かう先が真っ暗で何も見えず不安で仕方ないという気がします。でも、文章を書くことってそうじゃないと思います。

 

ずぶの素人の僕でも、下手は下手なりに文章を書くという行為を楽しめます。
「あれを書こうかな、これを書こうかな」と色々と考えていると、いつの間にか「もしあれを書くなら、ついでにそれも書いちゃおう」といった具合にどんどん話が膨らんでいきますよね。


あれやこれやと考えているうちは、つまり頭の中で色々やる分には文字通り何だってできます。
美少女の幼馴染と体が入れ替わる青春ラブストーリーの主人公になることだって、甲子園の決勝戦で9回裏2アウト満塁一打逆転サヨナラの場面を戦うことだって。そんな夢のような時間だからこそ「夢中」になってしまうんですよね、きっと。
確かに生産的ではないかもしれないけど、でも、そんな時間が人生を豊かにしてくれるんだと思います。そう考えると、「一寸先は闇」どころか「百寸先も夢」といった具合でしょうか。

 

近頃は成果主義やら何やらと、自分が持っている時間をいかに効率よく消費するかということばかりが重視されているようで何だか息苦しくさえ感じられます。
そんな時代だからこそ、あれやこれやと考える「空想」が、そして、空想が空想を呼び起こすような「パンデミック」が必要なのではないでしょうか。


何を記事にしようかなんてことは全く決まっていませんが、こういった具合でゆるりゆるりらと非生産的なことを楽しんで書いていきたいと思います。