空想パンデミック

あれやこれやをいつまでも。

旅行をあまり楽しめない

旅行をあまり楽しめない

 

そんな人っていますかね?

自分でもよくわかりませんが、僕はそんな感じです。

 

旅行に全く価値を見出だせないってわけではなくて、旅行本とかSNSとかで“インスタ映え”するような風景写真を見ると、行ってみたいな~と普通に思います。

 

でも、むしろそれが原因で旅行がつまらなくなってしまっている気がするんです。

 

旅行に出かける動機付けとなるものが、むしろ旅行をつまらなくしてるなんて逆説的ですが…

 

旅行本やSNSで話題になっているような綺麗な写真って、基本的に天候などの条件が最高に整っている中で、上手いカメラマンが最も映える様に撮っている訳じゃないですか。

そういった写真って、ある意味では、「現実以上に」美しく撮れていると思うんですよね。

頭の中では「これはあくまでも商業用に綺麗に加工された写真だ」とわかっていても、やはりそれと同じような絶景を見たくなってしまいます。

 

でも、実際に足を運んでみると、事前に見てきた写真とは少なからず異なる風景が広がっていることが多いです。そして、多くの場合は写真の方が「綺麗」です。天候の問題もかなり運要素が強くて、曇っていたら大抵は見劣りしちゃいますしね。

 

そんで、「あ~、やっぱ写真で見ておくだけの方が綺麗で満足できるな~」ってなっちゃうんですよね。

 

もちろん、旅行の楽しみは風景を眺めることだけじゃないですし、食や人との交流などに楽しみを見出だされている方も大勢いらっしゃいます。

私は「旅行なんて楽しくないんだから行くのやめろ!」って言いたい訳じゃないんです。

 

ただ、周りの友人が「今度○○に旅行に行くんだ~!」「どこでも良いから旅に出てえ」なんて話しているのを聞くと、旅行を素直に楽しめない自分の性格ってなんだか損してる気がするなって思うだけです(笑)

 

こんな感じの人、いますか?笑

もしも人生やり直せるなら

人生やり直したいなあ……

 

程度の差こそあれ、誰しも一度くらいそんな妄想をしたことがあると思います。

 

僕もたまーにそんなことを考えたりします。今さらもうどうしようもない現実を突きつけられたときとか。そんなに大事じゃなくて、例えば、目の前で初々しい高校生カップルが幸せそうに手を繋ぎながら歩いてるときとか(笑)

 

で、もし人生やり直せるならどんな道を歩むかな、なんてボンヤリと考えるわけですが、いつも同じ結論に至ります。

 

 

 

やっぱり、仮に人生やり直せるとしても、きっと今までと同じ道を選ぶかな。

 

 

 

そして、そんなことを普通に思えるなんて、僕はなんて幸せな人生を送れてきたのだろうと思うわけです。

 

決して裕福な家庭で育ったわけではないし、モテモテの人生を送ってきたわけでもない。それでもやっぱり、自分の今の人生って幸せなんだなと感じます。多分、周りの人に恵まれてたんだろうなあ。

 

親、友達、学校の先生、先輩、後輩。普段は彼らについて特に考えることはないけれど、みんな今ごろ何してるんだろうな。バラバラの道を進んでいるのだろうけど、きっと皆頑張ってるんだろうな。

 

いつの日か、みんなにありがとうって言葉をきちんと伝えられるくらい大人になりたいな、なんて思う今日この頃。

ゆるりゆるりら

皆もすなるブログといふものを、僕もしてみむとてするなり——
ということで、土佐日記よろしくブログを始めてみようと思います。

 

様々なブログを垣間見してみたところ、「何を題材に記事を書けばいいのか」というのはブログ初心者にとって常に悩みの種であり続けているようです。

 

かくいう僕もご多分に漏れず、何を書けばいいのやら。
「一寸先は闇」とはこういった状況を言うのでしょうか。いや、ちょっと違うかも。「一寸先は闇」と聞くと、自分の向かう先が真っ暗で何も見えず不安で仕方ないという気がします。でも、文章を書くことってそうじゃないと思います。

 

ずぶの素人の僕でも、下手は下手なりに文章を書くという行為を楽しめます。
「あれを書こうかな、これを書こうかな」と色々と考えていると、いつの間にか「もしあれを書くなら、ついでにそれも書いちゃおう」といった具合にどんどん話が膨らんでいきますよね。


あれやこれやと考えているうちは、つまり頭の中で色々やる分には文字通り何だってできます。
美少女の幼馴染と体が入れ替わる青春ラブストーリーの主人公になることだって、甲子園の決勝戦で9回裏2アウト満塁一打逆転サヨナラの場面を戦うことだって。そんな夢のような時間だからこそ「夢中」になってしまうんですよね、きっと。
確かに生産的ではないかもしれないけど、でも、そんな時間が人生を豊かにしてくれるんだと思います。そう考えると、「一寸先は闇」どころか「百寸先も夢」といった具合でしょうか。

 

近頃は成果主義やら何やらと、自分が持っている時間をいかに効率よく消費するかということばかりが重視されているようで何だか息苦しくさえ感じられます。
そんな時代だからこそ、あれやこれやと考える「空想」が、そして、空想が空想を呼び起こすような「パンデミック」が必要なのではないでしょうか。


何を記事にしようかなんてことは全く決まっていませんが、こういった具合でゆるりゆるりらと非生産的なことを楽しんで書いていきたいと思います。